巻き爪・陥入爪について
巻き爪とは、爪が内側に巻き込んでしまう状態を指します。一方で、陥入爪は、爪の端が周囲の皮膚に食い込み、痛みを引き起こす状態です。
巻き爪を放置すると陥入爪になるリスクが高まります。進行すると細菌感染を伴うこともあるため、早めに医療機関へ相談することが大切です。
陥入爪では、食い込んだ部分を押すと痛みが生じ、赤く腫れることがあります。さらに感染が進むと「肉芽腫(にくげしゅ)」と呼ばれる赤い腫れが現れる場合もあります。巻き爪と陥入爪は同時に見られることが多く、症状だけでは区別が難しいことがあります。
巻き爪・陥入爪の原因
陥入爪の主な原因は深爪です。爪の端を切りすぎると、成長する際に皮膚に食い込むことがあります。その他、以下の要因も陥入爪のリスクを高めます。
- 不適切なサイズの靴の使用
- 爪水虫などによる爪の変形
巻き爪・陥入爪の治療方法
感染がある場合は、まず抗生剤の外用や内服で炎症を落ち着かせます。その後、深爪や爪の変形を修正するために、テーピング法やコットン法などの保存的治療を行います。
爪が十分に伸びた段階で、マチワイヤー法や巻き爪マイスターによる矯正を行うことも可能です。これらの治療は、爪に小さな穴を開けてワイヤーを通したり、爪にバネを取り付けたりすることで、形状記憶ワイヤーの力を利用し巻き爪を矯正します。ただし、施術には爪が約3~5mm伸びている必要があります。
治療費用
費用 | |
マチワイヤー法 | ※準備中です |
巻き爪マイスター | ※準備中です |
巻き爪を予防・改善するポイント
爪の切り方
- 深爪は避け、爪の長さは皮膚とほぼ同じくらいに保つ
- 爪の角を丸めすぎず、軽く整える程度にする
- 目安として、爪切りは3~4週間に1回行う
靴の選び方
足幅が広い方は、幅広の靴を選ぶことでつま先への圧迫を減らせます。靴選びは巻き爪や陥入爪の予防にも重要です。