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肌の赤み(酒さ)

すっぴん時の顔の赤みは皮膚科へご相談ください

すっぴん時の顔の赤みは皮膚科へご相談くださいすっぴん時に顔が赤くなる症状は、「赤ら顔」や「酒さ(しゅさ)」とも呼ばれ、皮膚科や形成外科、美容皮膚科で治療が可能です。
日常生活での対策としては、肌への刺激を減らすことが有効ですが、赤みが続く場合や気になる場合は医療機関での診察をおすすめします。
顔の赤みは主に皮膚の炎症によって生じますが、まれに肝臓など内臓の疾患が原因となる場合もあります。顔全体ではなく部分的に赤みが出る場合や、かゆみ・腫れなどの炎症症状がない場合は特に注意が必要です。

赤ら顔の主な原因

ニキビ跡(ニキビ痕)

大人のニキビは、白ニキビや赤ニキビなどに分類されます。赤ニキビはアクネ菌の増殖による炎症で黄ニキビへ進行することもあります。炎症が強かった場合、治癒後も肌に赤みが残るニキビ跡となり、すっぴん時に顔が赤く見える原因になります。

慢性的な肌荒れ

長期間にわたるニキビやマスクによる肌荒れは、湿疹やかゆみを引き起こすことがあります。セルフケアで改善できない場合は、皮膚科での診察を受けることが望ましいです。

皮膚への刺激による毛細血管の拡張

寒暖差や精神的ストレスなどにより、顔の毛細血管が拡張して赤みが目立つことがあります。血液が透けて見えることで、顔全体が赤く見えることがあります。

肌のバリア機能の低下

不規則な生活習慣や睡眠不足、ストレスなどにより肌のバリア機能が低下すると、わずかな刺激でも赤みや炎症を引き起こすことがあります。乾燥した肌は特に感受性が高くなるため、注意が必要となります。

生まれつき皮膚が薄い

皮膚が薄い方は、毛細血管が透けて見えやすく、すっぴん時の顔に赤みが出やすくなります。寒暖差や摩擦などの刺激も赤みの一因ですが、皮膚の薄さは遺伝や体質によるものです。スキンケア時の過度な摩擦は皮膚をさらに薄くする可能性があります。

顔の赤みを改善するスキンケア方法

日常的なスキンケアを見直すことで、肌の改善や赤みの予防が期待できます。顔の赤みが気になる場合は、次のポイントを意識して皮膚を守りましょう。

  • 洗顔は優しく肌を傷つけないように、強くこすらず優しく洗います。
  • 保湿をしっかり行いましょう。洗顔後は化粧水や乳液で肌の水分を補い、バリア機能を保護します。
  • 炎症時のスキンケアとして、赤みや炎症がある場合は、ビタミンC配合の化粧水が有効です。
  • かゆみがある場合や敏感肌の方は、低刺激タイプのスキンケア用品を選びましょう。
  • 日焼け止めや帽子などで紫外線から肌を守ることで、バリア機能を維持できます。
  • 赤みが目立たないカラーの化粧下地などを使用することで、赤みの改善につながります。

皮膚科・美容皮膚科での治療

美容皮膚科では、レーザー治療を用いて赤ら顔やニキビ跡の改善が可能です。美容目的での治療は自費診療になりますが、症状や原因によっては保険診療が適用される場合もあります。
スキンケアや化粧だけで赤みを完全に改善することは難しく、原因が不明の場合や肌荒れが続く場合には、医療機関での診察をおすすめします。