大腸ポリープと切除
大腸カメラを受けた後、「ポリープが見つかりました」と言われると、多くの方が不安になります。ポリープは必ずしもがんではありませんが、放置すると一部のポリープはがん化するリスクがあります。今回は大腸ポリープの種類・リスク・切除について分かりやすく解説します。
大腸ポリープとは?
大腸ポリープとは、大腸の粘膜が盛り上がってできたできものの総称です。大きく「腺腫(せんしゅ)」と「過形成性ポリープ」などに分けられます。腺腫はがんの前段階(前がん病変)であり、放置すると一部はがん化します。一方、過形成性ポリープはほとんどがん化しないとされています。

どんなポリープが危険?
がん化リスクが高いポリープの特徴として、大きさが6mm以上、表面が不整形・凹凸がある、色調が周囲と異なる、数が多い(5個以上)などが挙げられます。大腸カメラ中は高精度なカメラと特殊光(NBI・インジゴカルミン染色など)を用いて詳細に観察し、切除が必要かどうかを判断します。内視鏡は最新の内視鏡システムを導入しております。詳細はこちら
ポリープ切除(日帰り手術)について
ポリープはほとんどの場合、大腸カメラ中にその場で切除できます(内視鏡的ポリープ切除術)。5mm以下の小さなポリープはコールドポリペクトミー(電気を使わない切除)、それ以上の大きさはスネアポリペクトミー(電気メスで切除)が一般的です。切除した組織は病理検査(がん細胞の有無を調べる検査)に提出します。取っている様子はInstagramにてアップしておりますので、ご参考にどうぞ。
当院では保険適用で日帰りポリープ切除を行っています。
ポリープ切除後の注意点
切除後1週間程度は以下の点に注意が必要です。飲酒・激しい運動・サウナ・長時間の入浴は避けてください。食事は消化の良いものを選びましょう。少量の出血は起こりうる合併症ですが、大量出血・激しい腹痛の場合はすぐにご連絡ください。
ポリープ切除後の定期観察について
ポリープを切除した後も定期的な大腸カメラが必要です。腺腫性ポリープがあった方は1〜3年後に再検査をお勧めします。「ポリープを一度取り除けばもう大丈夫」というわけではなく、再発・新たなポリープの出現がありますので定期的な観察が重要です。



