TOPへTOPへ

ブログ

便潜血陽性と言われたら〜次にすべきことを消化器内科医が解説

健康診断で「便潜血陽性」という結果を受け取り、不安になっている方は多いのではないでしょうか。「陽性」という言葉に驚かれる方もいますが、便潜血検査はあくまでもスクリーニング(ふるい分け)検査です。陽性=大腸がんではありませんが、必ず精密検査(大腸カメラ)を受けることが重要です。

便潜血検査とは?

便潜血検査とは、便の中に微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。大腸がん・大腸ポリープ・痔・炎症性腸疾患など、様々な原因で陽性になる可能性があります。2日間の便を採取して提出する「2日法」が一般的で、自宅で簡単に行えます。

便潜血陽性の原因

便潜血陽性の原因はいくつか考えられます。最も多い原因は「痔(いぼ痔・切れ痔)」です。しかし、大腸ポリープや大腸がんによる出血が原因になることもあります。また、女性では生理中の採便による偽陽性も起こります。いずれにせよ、原因を確定するには大腸カメラ(下部内視鏡検査)を受けることが必要です。

便潜血陽性だった場合の対応

便潜血陽性と判定されたら、速やかに消化器内科を受診して大腸カメラの予約を取りましょう。「痔があるから」「症状がないから大丈夫」と自己判断して放置することは非常に危険です。大腸がんは早期発見できれば高い確率で治癒が期待できますが、発見が遅れると治療が困難になります。
便潜血陽性から精密検査を受ける方のうち、約2〜3%に大腸がんが、約30〜40%に大腸ポリープが発見されると言われています。検査の頻度に関しては、日本消化器内視鏡学会の昨年大腸内視鏡検査を受けました。今年も受ける必要がありますか?」をご参考にどうぞ。

大腸カメラを受ける流れ

まず当院を受診していただき、問診・血液検査を行います。後日、検査当日に下剤(腸管洗浄液)を服用して腸内を空にした後、大腸カメラを挿入して大腸全体を観察します。当院では鎮静剤を使用した「ほぼ眠っている間に終わる」検査を行っており、苦痛を最小限に抑えています。ポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です(日帰り手術)。

費用について

便潜血陽性後の大腸カメラは保険適用となります(3割負担の場合、検査のみで約5,000〜8,000円程度)。ポリープ切除を行った場合はさらに費用が加算されます。費用に関しては、こちらをご参照ください。

まとめ

便潜血陽性という結果は、大切な体からのサインです。「症状がないから大丈夫」と放置せず、早めに大腸カメラを受けましょう。新羽・港北区・横浜市北部エリアにお住まいの方は、新羽駅前松野医院にお気軽にご相談ください。WEB予約・お電話でのご予約を受け付けています。